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 ミニバンの側面にファイヤパターン(フレイムス)をペイントしてみましょう。
今回のお客様は姫路市からS様。遠いところ何度も打ち合わせにきていただきました。



フレイムスがお気に入りのオーナー様と一緒に
ドアからリヤフェンダーにかけてのデザインを参考資料などを見ながらデザイン。

これがラフスケッチ終了の図。

ここをもうちょっとこう、そうそう、ん、ここはこうしたほうがええんちゃうの?
とかなんとかワイワイ。



清書しまして、ラインテープを貼ってマスキングします。

バランスが大切だにゃ〜。
周りにミストが飛ばないように、キレイにマスクしましょう。

そして色つけです。

カラーリングは、ボディがシルバーで上品なので
それにあわせてオシャレな微妙カラーで攻めましょう。

薄いブルーメタリックで上品に色をつけます。
下側には少し濃い目で若干シャドウ。
若干ですよ。コノジャッカンってのがキモ!

それがおしゃれなんですね〜。
え〜っと、重なりはこうだっけ?
ちゃんと考えないと、紙はがした時ありゃっとなるよ。

上に重なるところを、ラインテープ切って今からマスキング。
ここをマスク。ここをペイント。

え〜と、ここをマスク。ここもますく?

ここはシャドウ?わちゃ、わけわからんようになってきた。
一度はがして全体をみましょう。

うん、バランスをみてボリュームの足りないところ
流れを出したいところを追加していきます。
こことお、こことお、こんなかんじかな?
形が納得いくように整いましたら、マスクをはがして
今度は立体シャドウを入れましょう。

炎の揺らめきがボディから浮き上がってきますよ。
そして全体をクリヤーでパックします。

これをしないとエアブラシは、ポロポロはがれてしまします。

にゃお〜ん!できました。上品に仕上がったんではおまへんか?

実は、前に鈑金されていたようで若干の色違いが気になっておられたようです。
そこでその修正と、なにかアクセントラインが欲しいというご要望ダッタンデスネ。

そこで、違いの目立つ部分(ドアの合わせ目)にデザインラインを入れるという手法をとりました。

2パネルに渡ってデザインを入れますとそのつながりでうまく人間の目はごまかされてしまうものなんですネ。
パネルの色違いなんか全然わからなくなりました。こういうやり方もあるってコトデスネ。


シャドウによる立体感とクリヤの艶による深みはバイナル(ステッカー)にはだせない物があるんですヨ〜。

よくステッカーと塗装とどっちが安いですか?なんて聞かれるんですが
・・あの、手間考えてくださいね。ステッカーは機械で切り出すもの。
ペイントは1つ1つのラインを手で貼っていくのです〜(^^;