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今回は激レア!KP61 スターレット しかも丸目の全塗装をお届けしましょう。

やってきましたKP君
昔に、純正の赤からシロに適当に全塗装されちゃっています。

保管状況はよかったので腐りは少ないですが
ところどころ凹んで
バンパーなんかもひん曲がっています。
ゴム類もヘロヘロ。
まずはバンパーから板金でたたきなおします。
スカッと面を出してから サンダーをかけ

この後はメッキ業者に委託します。
さてとボディのほうにかかりましょう。

ぱっと見はそこそこですがいろいろひずんでいます。

パテ後もあり、筆塗りあともあり
以前に補修した箇所の痕跡がくっきり出ていたり・・・・
ま、少ないほうですが、錆もあちこち。
一番、手間くってかなわんのが
こういう、以前の作業者による手抜き工事!

ドアの内側部分やボンネット・トランクなどの
パネル裏部分は、ほとんどペーパーをかけずに
塗装してしまって、ぱらぱらめくれてきます。

激安ショップによくあるやり方ですね。

長く乗るなら、こういうのは避けたほうがいいです。
そのときの金額条件もあったのでしょうけど
モールも外さずに色替えしています。

安く済ませるのなら、いっそのこと中は塗らないでほしい。

後の作業は、3〜5倍ほどの時間がかかります。
ボディ各パネルもひずみだらけなので
研ぎ落とし、ひずみを抜いていきます。
そして、パテ作業を何回か繰り返して
ひずみを抜いていきます。

こういうことをどこまでやるかで値段が変わってくるのですね。

なので、全塗装は見積もりといっても
そう簡単にはいきません。
バックパネル周辺。
ルーフもひずんでいます。
何でこんなところ・・・
ボンネット裏です。
パラパラめくれてきます。

しかし、全部きれいにパラ〜っとはとんでくれませんので
厄介です。

なぜか引っ付いているところもあります。
なので、激安業者などは
いけるやろ〜って感じで、軽い気持ちで塗ってしまうのですね。

まあ、長く乗らない商用なんかだといいですが。

このスターレットもまあ、30年後にこんな全塗装してもらえるなんて
思っても見なかったでしょうけどね〜。
ドアの内側です。
ヒンジ周りなんか剥がして行くのに片側で1日ぐらいかかってしまいます。

結局、ドアを外して作業します。
塗装前の状態です。
きちんと前処理された状態は気持ちいい〜です。
エンジンルームなど元色のままですので
やはりそれにあわせて
純正色にするのがいいでしょう。
ということで
純正ペイント。

古い車はオリジナルが一番かな。
おもっきり、カスタムするのも似合うけどね。
こんなビス・ゴム類も前の塗装でめちゃくちゃだったので
きれいに色落としペイント。
バンパーのコーナーやモール類も
もう再生は難しい状態ですが
部品がないので、何とか再生します。
ホイールもペイント。

できあがり!ハイカラヤの前で記念撮影しましょう。
ほんとくっきりすっきり、きれいになりました。 丸目がなんだかうれしそうに感じます。
昔の車って、表情豊かですね〜。 いつまでも走っていてほしいです。
オーナー様は各地の旧車ミーティングに行かれているので
見かけたらお声かけてくださいね〜。丸目は少ないのですぐわかると思います。