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 今回はスズキの隼 GSX-R1300のペイントです。
リクエストは、和柄。桜花柄・扇・蝶 といったものです。

まずは、扇から。
京都の舞妓さんの舞い扇子のようなイメージでいきましょうか
どんなもんかな〜。
バランスをきめるためテープで目星をつけましょう。
ようし。位置がきまって、本番です。
きちんと測って弧を描き、扇子のヒダの折れを表現すべく
切込みを入れます。
ここ肝心。
そして、金粉系のゴールドでペイント。
通常ゴールドは、シルバーメタリックに色をつけて表現しますが
これはメタリックそのものにゴールドの着色してあるものです。
発色よいですよ。
んで、型紙で扇子の中に桜の花びらなど・・・
こんな感じになりました。きれいでしょ?
なんか和柄ってかんじするでしょ?
んで、扇子のヒダをエアブラシで表現します。
陰影をつけると、ほらちょっと風が舞い込んできそう?
あと扇子の骨も描かなきゃね。
反対側は、蝶の絵です。
これもマスクをつくってゴールド。
中に桜の花びら
次は全体に桜の花びらを散らします。
白いのと淡いピンクのと。
透けたようなのやはっきりしたのなど、いろいろ取り混ぜてね〜。
枝も這わしてみましょう。
これはテールカウル。
枝でちょっと流れを作ってデザイン化してみたらどうかなとか・・・

枝にも色をつけて、シメは金粉ラメを散らして和柄感にとどめ〜。
金粉ラメは普通のラメペイントのようにクリヤでスプレーするのではなく
ふすま絵なんかのように、手でランダムに散らしてみます。

クリヤコートは一度乾燥後、研ぎを入れて仕上げトップコートします。
これで段のない滑らかなペイントが仕上がりというわけです。


いかが〜。
隼って日本製バイクのフラッグシップモデルだから
なんか、和柄似合うよね〜。

そういや、太平洋戦争当時、日本の戦闘機に隼ってありましたね。
どっかのメーカー”零”とか出さないかな・・・・・