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  ハーフカウル付きネイキッドバイク、全塗装の巻き
今回は、柏原市のK氏より”FZ400R”の外装一式、持ち込んで頂きました。

遠くからお持ちいただきました。

シルバーの外装一式。

小さな傷はありますが全体的にキレイです。
フロントハーフカウルはなんと新品。

これをパールホワイトにチェンジいたします。
一番傷が入っているところでこの程度。

フロントフェンダーですネ。
新品パーツには純正のステッカーが貼ってあります。

これをはがします。もったいな〜い。
あ、もったいないって日本特有の感情だそうですね。

最近アメリカなんかではこの、もったいないという言葉を
尊重する動きが出来つつあるようです。

”MOTTAINAI”そのうち英和辞典にも載りますよ。
物は大切にしましょうね。
ああ、またもこみち・・じゃない・・横道にそれてしまいました。

塗装面に足付け作業です。
色がのり易い様に、表面を荒らすのです。

最初600番ぐらいで研ぎ、あとはジフのような洗剤をつけて
写真のようなスコッチで脱脂します。
この工程が大事なんですよ。

しかし、”もこみち”かっこえ〜な〜。
フロントフェンダーは、キズをサンダーで落とし、
手研ぎしてからサフェーサー処理。
タンクもきれいなんですが
いったんステッカーをはがさなくてはなりません。

タンクのステッカーは、クリヤのの下にありますのでサンディングします。
きれいに落としましょう。

そして全体に足付け作業です。

ところどころにありました、小傷や小凹みを落とします。
全体にサフェーサー。

その後乾燥させて、全てのパーツに足付け作業します。
次にマスキングですネ。

いよいよ、ペイント前の準備です。

裏が見えるフロントカウルなどは
裏のブラック部分をキレイにマスキングせねばなりません。

マスキングも、初めての人がするとかなり時間かかあるんではないかなあ。
塗装前状態。
ブースに入れて、塗装を待っているパーツ達。
まな板の鯉状態とも言う。

ここまでくるのに全体の7割ぐらいの時間をさくのです。
ペイントとは、下仕事が重要なんですネ。

ま、どんな仕事もそうだと思いますが
”塗装”っと聞くとすぐに”塗る”という作業を考える人が多すぎて・・・・
塗るという作業は1日のうちでも1〜2割なんです。あとはずーっと下地。
タンクはいちど軽くクリヤペイントしたあと
また足付けをしてステッカーを貼ります。

赤いのがステッカー位置確認のためのタンク。
K氏は、これを忠実に再現することにこだわります。

うん、これは大事な事ですネ。
そのために、旧タンクまでお持ちいただくにゃんて、うれしいです。
ぺたり!シ、シブイ。

ステッカー貼っただけなのになんて様になるんでしょう。
この場合エンブレムと呼ぶべきでしょうか。

あるのとないのとでは大きな違いですね。
位置も大切ですネ。
納品待ちのパーツ達。

もうすぐ私のもとから巣立っていくんですネ。

風邪を切って走ってくださいね。

日K氏から完成画像を送っていただきました。
むむ〜!ええ感じやないの。
純正っぽくて、え、こんな色あった?的なのって結構、おしゃれでしょう。


kage氏はすごいこだわりの人で特にFZ400&600に造詣が深いお方。
ホームページも見てね。詳しいマニアックチューンが載っています。
FZ海苔ならずとも必見です。